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対人関係療法で「気づき(アウェアネス)」を培う
(2015.09.24更新)
アルバイト先で、リーダーにヘンに思われるんじゃないかとすごく気を遣って、アルバイトが終わるとヘトヘトに疲れていました。
帰るときに過食したくなったんですけど、帰ってから母に話を聞いてもらおうと、がま… ▼続きを読む
「協調性(社会脳)」の脳科学
(2015.09.18更新)
秋のシルバーウィーク直前なので、軽い読み物を。
愛着(アタッチメント)は安心感・安全感の土台だけでなく 脳の機能発達にも大きな影響をおよぼすことがわかっています。
たとえば、生理欲求が十分に満たされて… ▼続きを読む
チューイング(噛み吐き行為)は摂食障害なのか
(2015.09.14更新)
『「排出性障害」と「夜間摂食症候群」』や『排出性障害と回避・制限性食物摂取障害』でふれた「チューイング(噛み吐き行為)」は、食べものを口に入れてくりかえし噛み、飲み込まずに吐き出すという行動を主とし、… ▼続きを読む
食行動異常と強迫スペクトラム障害の合併
(2015.09.07更新)
『摂食障害と強迫性障害の関係』で、過食をともなう摂食障害の約60%に何らかの不安障害を合併し、そのうち約40%が強迫性障害と報告されていることを書きました。
「拒食症(神経性やせ症)」では、強迫性障害… ▼続きを読む
過食症の対人関係療法であつかう「対人関係の欠如」
(2015.08.31更新)
食べ物と他者はよく似ている。なぜならそれらはふたつとも、人間にとって怖いからである。
食べることも、他者と交わることも、自らの境界の内部に外部を招き入れること、つまりそうすることで自らの内部に何ら… ▼続きを読む
過食症の対人関係療法での問題領域の考え方
(2015.08.24更新)
水島先生は『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』の中で
なお、摂食障害に対する実際の治療でもっとも多く出会うのは「対人関係上の役割をめぐる不和」、次に多いのが「役割の変化」です。
残りの二つはぐっ… ▼続きを読む
食の本質と対人関係療法
(2015.08.17更新)
ミネソタ大学のノイマーク-スタイナー博士は、週に5回以上、家族と食事をする習慣のある青年期女子は5年後の食行動異常の発症が優位に少なかった、と論文で報告されていました。
面白いことに、家族と食事をする… ▼続きを読む
過食症の対人関係療法に「自覚の力」を応用する
(2015.08.10更新)
『対人関係療法での感情とのつきあい方』でマーク・エプスタインの本から引用し、「なじみのあるひどく不快な感覚」とともにいても同一化することなく、過ぎ去るのを見守るだけの「自覚の強さ(アウェアネス)」が「… ▼続きを読む
対人関係療法での感情とのつきあい方
(2015.08.03更新)
感情調節は、人が感情に耐え、それに気づき、言葉にして表し、感情を適応的に使うことによって、苦痛を調節し、要求を満たし目標へと近づく能力である。
グリーンバーグ『エモーション・フォーカスト・セラピー入門… ▼続きを読む
対人関係療法で取り組む自分との向き合い方
(2015.07.27更新)
対人関係療法による治療も終盤に入ってくると、「ストレスはないはずなんですけど、過食が止まらないんです。」とおっしゃる患者さんが、かなりいらっしゃいます。
ストレスには、出来事などの外側のストレスと、そ… ▼続きを読む