生野信弘ブログ「聴心記」
日本の摂食障害医療の現状(2015.06.08更新)
「拒食と過食の文化人類学」という副題をもつ、磯野真穂・著『なぜふつうに食べられないのか』では、医療モデルのうち、心の問題とする見方の「本質論」、症状を身体の問題とみなす「生体物質論」のような食行動異常… ▼続きを読む
「傷つき体験(プチ・トラウマ)」と糖質制限(2015.06.01更新)
この季節になると、ダイエットに取り組む人が増えます。 とくにTVコマーシャルで「結果にコミットする」を見ると、自分も…と、挑戦したくなってしまいますよね。 しかしダイエットということについて水島先生は… ▼続きを読む
摂食障害の「評価への過敏性」と「愛着スタイル」(2015.05.25更新)
『気分変調性障害と評価への過敏性〜愛着の問題』で挙げた「とらわれ型(不安/アンビバレント型)」や「未解決型(おそれ/回避型)」の愛着スタイルは、異常な摂食行動に直接的な影響を及ぼすことが知られています… ▼続きを読む
過食症と対人関係(2015.05.18更新)
摂食障害では、「対人関係上の問題」が発症や症状の形成、病気の維持や回復に大きな影響を与えることが知られています。
ここでいう「対人関係上の問題」というのは、対人関係が苦手で引っ込み思案の性格とか、誰… ▼続きを読む
対人関係療法はどのような患者さんに有効なのか(2015.05.11更新)
対人関係療法は、過食症にエビデンスを持つ治療法ですが
誰にでも効く万能の治療法ではなく、
すべての過食症の患者さんに有効なわけではありません。
しかしながら、ここの症例には個別の苦しみがある。実証性… ▼続きを読む