分類なし
摂食障害の経過と予後
(2015.01.19更新)
フェアバーンらは、過食症に対する対人関係療法での治療直後の寛解率が30~40%、治療終結6年後の寛解率が70%と報告しています。
ある論文で、摂食障害を比較的診ていらっしゃる一般精神科ク… ▼続きを読む
摂食障害は入院すれば治る?
(2015.01.12更新)
三田こころの健康クリニックで患者さんから聞いた話では、ある大学病院で「そのうちに治る」と言われたり、某クリニックでは「ただのクセじゃないの?」と言われたり、ひどいところでは「摂食障害は治りません!」と… ▼続きを読む
摂食障害の個人的要因
(2015.01.05更新)
摂食障害の治療では、標準的な治療方針を定型化することが難しく、個別性が重視されることが知られています。
ある学会の抄録で摂食障害をまとめてみると、摂食障害患者の「個人要因」として
・低い自己肯定感や… ▼続きを読む
最近の摂食障害
(2014.12.22更新)
最近では、摂食障害の対人関係療法による治療を希望され、三田こころの健康クリニックを受診される人たちの傾向が、ずいぶん変わってきたという印象を持っています。
ダイエットをきっかけにBMI: 18を割り込… ▼続きを読む
対人関係療法でみていく「元々、どんな人だったのか?」
(2014.12.15更新)
「生活史をくわしくとるな。それはわかってもどうせ変わらないのだから。」
という言葉を発する精神科医の存在に、吉松先生は嘆き失望されたことが論文に書かれていました。
水島先生も
IP… ▼続きを読む
「過食性障害/むちゃ食い障害」の病理と治療
(2014.12.08更新)
近年では、摂食障害のうち「特定不能の摂食障害」が38.6%と増えており、「神経性過食症(嘔吐を伴う過食症)」が37.8%、「神経性やせ症(拒食症)」23.5%と言われています。
とくに過食症や拒食症の… ▼続きを読む
愛着トラウマと発達障害
(2014.12.01更新)
浜松医科大学の杉山先生は書評『上岡陽江、大嶋英子「その後の不自由」』で、「複雑性トラウマの成人例は、実は発達障害の臨床像も、もち合わせていることが多い。」と述べておられます。 (こころの科学 177:… ▼続きを読む
生活習慣としての食習慣の異常〜摂食障害未満
(2014.11.24更新)
小児・思春期医学雑誌(Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine)に、家族と食事を摂る青年期の女子は摂食障害の発症が少ないという論文が掲載されたこ… ▼続きを読む
「不安型気分変調症/性格スペクトラム障害」の治療
(2014.11.17更新)
薬を飲んでいるけれどもなかなか治らない慢性の抑うつ状態を呈する疾患は
・反復性うつ病性障害
・双極うつ病(とくに双極性障害・II型)
・トラウマ関連障害(いわゆるトラウマうつ病)
・持続性気分… ▼続きを読む
非定型の摂食障害〜制限摂食
(2014.11.12更新)
摂食障害は思春期に発症することが多いのですが、発症以前の状態を把握しなければ、正確な診断ができないだけでなく。不適切な治療につながりやすいのが「制限摂食」といわれる状態です。
「制限… ▼続きを読む